「“もしもの時”のために意思表示、残しておく事」勉強会

 
ケアハウス藤花では、自立支援型の施設として利用者皆様の生活に必要な情報・知識をお伝えする目的で毎月、職員と入居者共に「入居者合同勉強会」を行っています。
自分が回復する見込みのない病気に罹患したとき、「人工呼吸器・心臓マッサージなどの生命維持を希望する・しない」、「胃ろう等の継続的な栄養補給は希望」、「自然に最期を望みたい」など考えていくと様々な希望があると思います。
元気なうちに記しておく事を、“生前の意思=リビングウィル”と言います。施設へ入居しているから大丈夫!と、思いがちですが万が一、自分の意識がなくなり重篤な状況になった時に周囲が判断できるものを書き記しておく事で、自分自身にも周囲にも役立つものとなります。昨年は、シニア向け成年後見制度とエンディングノートについての勉強会を行いましたが、「例えば入院する前に、やっておく事があればもう少し詳しく知りたい。」という前回の勉強会アンケートご意見より、今月は、本人・ご家族・施設にとって“もしもの時”のために意思表示、書き残しておく事を学ぶため、平成30年2月21日(水)
講師:介護老人保健施設 セージュ山の手 事務長 岡田様をお招きし、リビングウィル~もしもの時のために~」勉強会を開催しました。



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 講師:岡田様より、事例内容やリビングウィル記載例の参考資料を丁寧にわかりやすく説明して頂きました。
 


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 ケアハウス藤花、西野デイサービス利用者の皆様、職員も共に参加しました。

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 勉強会終了後に15分程ですが数名、積極的に質疑・応答をされ皆資料へ書き込んでいました。勉強 会アンケートでは、『明日は我が身です、延命についてちゃんと書いておこうと思います。大変参考になりました。』、『この参考用紙を使い自分の延命希望を作成してみたい』、『この話をもっと具体的に聞きたい。』と、参加者の皆さんが自分自身の事として真剣に学んで頂いた事が伝わってきました。

 勉強会の時間は約1時間未満と短時間ではありますが、必要な知識を伝え共に学び合い、今後も利用者の声を聞き、自然な形で取り入れ生活に繋げていきたいと思います。

         (ケアハウス藤花 相談主任 松浦)