2020年06月

新型コロナウィルスの基礎知識と
手稲リハビリの予防対策の実態!

今回は手稲リハビリテーションセンターの事業所内研修についてお伝えしたいと思います。
先日、鈴木直道 北海道知事が「新北海道スタイル」を示されました。
「新北海道スタイル」にも記されている通り、北海道民には新しい生活様式の実践が求められています。
事業所内においても同様に「新北海道スタイル」の7つのポイントへの取り組みが求められており、手稲リハビリテーションセンターでもポスターを掲示するなどし啓発を行っています。
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「新北海道スタイル」に関するHPはこちらをクリック!!

【プロジェクト第三弾】
事業所内研修「感染症予防」
①食中毒
②新型コロナウィルス

今回の研修では「新北海道スタイル」に準じて、感染予防の重要さを改めて学び直しました。
もちろん感染予防対策(換気やソーシャルディスタンスなど)を講じた環境での研修開催です!!
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研修テーマでもある「感染症予防」において、食中毒も新型コロナウィルスも同様に手洗いが大切です。
手洗いチェッカーを活用し、手指にはどれくらいのウィルスが付着しているのか、手洗いによってどれくらいのウィルスが落ちるのか、効果的な手洗いとはどのような方法なのかという点に着目し研修を行いました。

手洗いチェッカー専用のローションを手指に塗り込むと下の写真のようにウィルスの付着が再現されます。
手洗いなし
「手洗いなし」の場合では、約100万個のウィルスが残存しているといわれています。

それでは「流水で15秒手洗い」すると、どう変化するでしょうか?
下の写真を見てみましょう。
水洗いのみ
一見あまり変化が無いように見えますが、「流水で15秒手洗い」をすると、手指に付着したウィルスは約1万個に減少すると言われています。

それでは「洗剤で10秒手洗い後、流水で15秒すすぎ」すると、どう変化するでしょうか?
下の写真を見てみましょう。
1度洗い
少し変化が見られてきました。
「洗剤で10秒手洗い後、流水で15秒すすぎ」すると、手指に付着したウィルスは約100個まで減少するといわれています。

それでは効果的な手洗いとはどのような方法なのでしょうか。
下の写真は「洗剤で10秒手洗い後、流水で15秒すすぎを2セット」行ったものです。
2度洗い
この方法で手洗いを行った場合は、手指に付着したウィルスは数個まで減少すると言われています。
長い時間をかけて1回手洗いをするよりも、短い時間で2回手洗いするほうが効果的ということになりますね。
ただ、自分の利き手によっても洗い方には変化が出ますし、爪や指間・手のシワは意識的に洗わなければ、洗い残しが出やすい箇所にもなりますので、皆さんも参考にしてみてください!!


続いて新型コロナウィルスについてです。
日々情報が更新されている最中ではありますが、現在わかっている情報を基に研修を行いました。
その中でも「新北海道スタイル」を基に職場環境を整えていく必要があることから、手稲リハビリテーションセンターでは、下の写真のように事務所のデスクや応接室、多目的室やユニットに手作りのアクリル板を設置し、飛沫感染の予防に努めています。
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写真にもスプレーボトルが写っていますが、ボトルの中身は消毒用アルコールです。
職員が意識的にこまめな消毒が行えるように施設の全職員に支給されています。
また館内の消毒作業場所をリストアップし、時間を設定することで消毒作業の徹底を図っています。
その他にも定期的な換気や、体調管理の徹底など色々な取り組みを実施しながら感染予防に努めています。

この先も新型コロナウィルスの動向は刻々と変化していくことが予測されますが、入居者様の安全はもちろん施設職員の安全も守るために、当施設では新型コロナウィルスに関する最新情報にアンテナを張り巡らせ、新たな情報から現状行っている感染予防をより良いものに改善していくよう努めていきます。



『コロナに負けない!』プロジェクト第三弾はいかがでしたか?
今後も引き続きいろいろな情報発信をしていきたいと思います。
また「こんなことが知りたい!」などご意見・ご要望があればコメントお願い致します。
今後の情報発信の参考とさせていただきます。

次回予告…『子育て世代必見!!』仕事と子育てを両立している職員にインタビュー!!


広報委員  横山 貴久


【バックナンバー】

①『コロナに負けない!』プロジェクト第一弾はこちら
②『コロナに負けない!』プロジェクト第二弾はこちら

コロナ禍における介護施設への就職活動中の学生必見!!
手稲リハビリテーションセンターの人材育成の実態!!

先週より『コロナに負けない!』と題してプロジェクトを企画し、少しでも手稲リハビリテーションセンターの実態を知っていただこうと情報発信を始めました。
養成校では新型コロナウィルスに伴う緊急事態宣言の対応で講義自体もままならない状況であり、介護実習も延期せざるを得ない状況となっています。そんな中で就職活動も行わなければならない卒業生にとって、介護施設へ足を運ぶ機会を失っているということは、介護施設の実態を目で見て知ることが出来ないということです。情報がないまま就職活動をしなければならないという辛い状況であることを施設側も十分に理解し、手稲リハビリテーションセンターとしては、少しでも施設の実態を知ってもらう術はないだろうかと考え、まずはブログにおいて情報発信することとしました。卒業生にとっては一番身近な新入社員のリアルな声をお届けし、今感じている不安を少しでも和らげていただければ幸いです。

【プロジェクト第二弾】
・山本 啓人(やまもと ひろと)さん  2020年4月入社 (新入社員)
・土谷 優香(つちや ゆうか)さん   2017年4月入社 (人材育成トレーナー)
・横山 貴久(よこやま たかひさ)   2007年4月入社 (インタビュアー)

INTERVIEW 【山本 啓人さん】

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Q1.入社する前はどんな不安がありましたか?
“とにかく何もかも不安”
・手稲リハビリテーションセンターに入社することが決まった時から、とにかく不安や緊張に襲われていました。私は高校在学中もバイトなどをしたことがなく、高校を卒業すると同時に社会に出るということが決まったため、「社会経験が無いままで本当に大丈夫なのだろうか?」ということが常に頭を巡っていました。

Q2.実際に働き始めて、その不安は解消できましたか?
“職場の雰囲気が精神的安定に”
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・働き始めは何もかも初めてのことばかりで、とにかく毎日緊張しながら仕事をしていました。わからないことはトレーナーが細かく教えてくださり、ユニットの職員も気にかけて声を掛けてくださっていたためか、働き始めて一ヶ月ほど経った頃には、いつの間にか職場の雰囲気にも慣れきており、緊張や不安も和らいできていることを実感しました。

Q3.仕事をしていて楽しいことや、難しいことはありますか?
“ケアは十人十色”
・働いていて楽しい部分は、やはり人と人との繋がりを実感できることです。ご利用者様とコミュニケーションをとっていると、教わることも多々あり毎日が勉強です。
逆に難しいと感じる部分は、ご利用者様一人ひとりに合わせた介助(ケア)を提供することが難しいと感じています。ご利用者様が変わればケアも変わり混乱することもありますが、そこには提供しているケアに根拠があり、一人ひとりの状態像が異なるからだと教わりました。ご利用者様一人ひとりに合わせたケアが提供できるように、メモをとったり繰り返し実践することを心掛けています。

Q4.トレーナーの土谷さんはどんな人ですか?
“笑顔が素敵な優しい人”
・本当に優しい方だと思います。自分が困っている時や、わからないことがあると、その不安を察してくれているようで、トレーナーの土谷さんの方から声を掛けてくださり話しを聞いてくれます。親切にアドバイスをしてくれる笑顔の素敵な優しい人です。

Q5.オフ(休日)の過ごし方や、ストレス発散方法を教えてください。
“音楽鑑賞やゲームでストレス解消”
・音楽は「Vaundy」というアーティストの楽曲を良く聞きます。ゲームは「Apex Legends」というバトルロイヤルゲームが好きで、オフの日はゲームで一日終わってしまうことも度々・・・。(笑)

Q6.今後の目標
“一つひとつ丁寧に”
・入社して3ヶ月目に入りましたが、まだまだ不慣れで至らない点が多々あり不安な部分もありますが、ユニットの職員が支えてくださるという安心感があるので、まずは一つひとつ丁寧に覚えることからはじめていきたいと思っています。ご利用者様が安心して日常生活を送れるように努力していきます!!


INTERVIEW 【土谷 優香さん】

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Q1.入社後に一番苦労したことは何ですか?
“人を知るということ”
・私も入社して間もない頃は、ご利用者様とのコミュニケーションに苦慮していました。入社直後は緊張もありましたし、介助(ケア)をしている時には、そのことばかりに集中してしまって、気がつけば会話がなくなっていることも多々ありました。「なぜ会話が続かなくなるのか?」ということは、今思い返せばすぐに理解出来ますが、当時はとりあえず業務を覚えることに必死で気付きませんでした。まずは自分がコミュニケーションを取ろうとしている相手のことを知ろうとする気持ちがあるかどうかだと思います。

Q2.人材育成のトレーニングを通じて難しいと思うことはありますか?
“「伝えること」と「伝わること」の違い”
・指導方法は指導する対象者によって理解度も異なり、一つのことを指導しようとした時、10割説明しなければならない人もいれば、5割程度説明すれば理解してくれる人もいます。難しいことは指導する対象者が、自分の伝えたかったことをしっかりと理解してくれているかどうか見極めることだと思います。そのためにも“伝えた”という事実に自己満足するのではなく、「どのように伝えたら一番わかりやすいか」ということを考えながら伝え、しっかり理解されたかどうか確認するようにしています。

Q3.人材育成のトレーニングを通じて自分が成長していると実感することはありますか?
“相手の心理や立場に寄り添う”
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・自分が新入社員だった頃は、業務を覚えることで頭がいっぱいでした。今、トレーナーとして新入社員をトレーニングする立場となり、自分の経験を基にアドバイスすることが出来るようになったと感じています。業務を覚えることに集中している中で、声を掛けるタイミングや伝え方を意識することの大切さを学びました。

Q4.山本さんはどんな人ですか?
“一所懸命な努力家”
・本当に一所懸命な方だと思います。わからないことは自ら質問され、不安を残したままにしないように努力されていますし、一つひとつ丁寧に覚えようとしている姿が印象的で、とてもしっかりした方だと思います。

Q5.オフ(休日)の過ごし方や、ストレス発散方法を教えてください。
“買い物がストレス発散方法”
・今は新型コロナウィルスの影響で外出することは控えていますが、本来であれば買い物などしてストレスを発散したいところです。早く普通に外出できる日が戻って欲しいです。

Q6.今後の目標
“自己研鑽”
・今年で入社して4年目となり、認知症介護実践者研修などに派遣される予定となっています。今まで中々そのような機会が少なかったので、これから研修を通じて新たな知識や技術等を磨き、ご利用者様が手稲リハビリテーションセンターで安心して生活を送れるように、努めていきたいと思っています。また、他施設を訪問する機会もあるかと思いますので、他施設におけるケアの在り方も学び、活かしていけるようになりたいと思っています。



『コロナに負けない!』プロジェクト第二弾はいかがでしたか?
今後も引き続きいろいろな情報発信をしていきたいと思いますので、乞うご期待!!
「こんなことが知りたい!」などご意見・ご要望があればコメントお願い致します。
今後の情報発信の参考とさせていただきます。



最後にはなりますが、手稲リハビリテーションセンターの藤の花も見頃となっています。
来年はご家族様と一緒にご覧いただけることを祈っています…。
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広報委員(インタビュアー) 横山 貴久


【バックナンバー】

①『コロナに負けない!』プロジェクト第一弾はこちら

みなさま、こんにちは。
今回は、やまべェ体操の”肝”と言っても過言ではない”スクワット”をご紹介します。
太ももの前側・後ろ側、お尻、ふくらはぎ、背骨周囲の筋肉をトレーニングしましょう!


前回紹介した ひざ回し から・・・
スクワット①
ひざを曲げ、ゆっくりと腰を落とします
スクワット②
【ポイント】
  ① ひざが、つま先より前に出ない
  ② 背筋を伸ばしたまま上半身を前に倒し、おしりを引く
  ③ 上半身と頭部を一直線に

スクワット③
ちょっと難しいかもしれませんが、イスに腰掛けるイメージでやってみましょう。
人によっては膝に負担がかかるので注意が必要です。最初は浅く、できる人は少しずつ深く曲げましょう。膝を曲げると痛い人は、できるだけ浅く、もしくは無理してやらないようにしましょう。

次回はスクワットが難しい方向けに、座った状態での”膝の曲げ伸ばし”をご紹介します。

※ やまべェ体操の本編は札幌市西区役所ホームページのやまべェ体操のページよりご確認ください。

 ご利用者様・ご家族様・地域の皆様におかれましては、いつも大変お世話になっております。
 6月となり、当施設の藤が綺麗に花開きました。
 新型コロナウィルス流行で藤棚の出入り口を封鎖しておりましたが、緊急事態宣言の終了に伴いこれを解除させていただきます。

 皆さまにおかれましては、ご見学の際には以下につきまして十分なご配慮を戴きますようお願いいたします。
  ○ ソーシャルディスタンスを十分に保ち、大人数での見学はご遠慮
     ください。
  ○ マスクをご着用ください。

  ○ 敷地内での飲食や、長時間の滞在はご遠慮ください。

  ○ 施設内への入館はできません(トイレはお貸しできません)。

 制約が多く大変恐縮ではございますが、何卒ご容赦ください。また、今後ウィルスの流行状況によっては、再び封鎖させていただく場合もありますので、あわせてご理解いただけると幸いに存じ上げます。
 どうぞ、よろしくお願いいたします。

藤の色と香りが、皆さまの癒しとなりましたら幸いです。。。
図1

 新型コロナウィルスによって北海道と札幌市による緊急共同宣言が発表された4月、当施設でも先々の職員用マスクの確保が非常に危ぶまれている状況でした。
 そこで地域の皆さまにマスクを作っていただける方を募集したところ、11名の方々が手をあげてくださいました。その方々のご協力によって確保できた枚数は、なんと400枚以上!
マスクたくさん
 日頃の各活動を通じた地域の方との繋がりが、今回の施設へのご支援に繋がりました。地域の皆さまあっての社会福祉法人・宏友会であることを実感しております。
 再び来るかもしれない感染の流行への備えとしても、ありがたく使わせていただきます!

感謝の気持ちを込めて・・・
デイ&特養

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